〒165-0031 東京都中野区上鷺宮3-8-22 B303
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1.目が見えるしくみ
目が見えるしくみは、簡単に言うと、光が角膜を通って、虹彩が瞳孔の大きさを調整して光の量をコントールします。その後、毛様体が水晶体の厚みを調整して焦点を合わせ、焦点の合った光が網膜に届き、そこで電気信号に変換されて、視神経を通り、脳に伝わります。これにより、ものが見えます。
光→ 角膜→ 虹彩(光の量を調節)→水晶体(毛様体が厚みを調整して焦点を合わせる)→ 網膜(電気信号に
変換)→視神経→脳(画像を認識)
2.眼の概要
眼は大きく、眼球、視神経、これらを保護する眼窩、眼瞼から構成されています。
眼球は外側から、強・角膜(角膜、強膜)、ぶどう膜(虹彩、毛様体、脈絡膜)、神経網膜(網膜)の3層構造で形成されています。内容物として、房水、水晶体、硝子体があります。
網膜で受けた視覚刺激は、視神経、視交叉、視索を経て、後頭葉の視覚中枢に伝達されて映像として認知されます。
3.眼球の構造・機能
(1)強・角膜
角膜と強膜は、眼球外側の硬い膜様構造物です。
角膜 | ・透明な5層(角膜上皮、ボウマン膜、角膜実質、デスメ膜、角膜内皮)から構成 ・凸レンズ状の形状で強い屈折力 |
強膜 | ・乳白色の強靭な組織 ・角膜と異なり、血管組織を含む |
(2)ぶどう膜
ぶどう膜は、メラニンと豊富な血管で構成され、暗箱の役割を果たしています。虹彩、毛様体、脈絡膜がこれに含まれます。
虹彩 | ・カメラの絞りの役割 ・瞳孔を形成 ・瞳孔運動により散瞳や縮瞳などに関与 |
毛様体 | ・房水の産生や調節に関与 ・調節とは、毛様体筋の収縮または弛緩により、チン小帯を緊張または弛緩させて水晶体の厚みを変えること |
脈絡膜 | ・網膜外層への酸素・栄養の補給に重要な役割 |
(3)中間透光体
中間透光体とは、角膜後面から網膜表面までの、血管の全くない透明な組織をいいます。前房、後房、水晶体、硝子体があります。
前房 | ・角膜後面から虹彩前面と水晶体前面で囲まれている部位 ・房水(前房水)で満たされている ・水晶体とともに屈折に大きく関与 |
後房 | ・虹彩後面、水晶体前面、毛様体で囲まれている部位 ・房水(後房水)で満たされている |
水晶体 | ・眼内に入った視覚刺激、光刺激を屈折させて網膜に像を結ばせる働き ・およそ20ジオプトリの屈折力 |
硝子体 | ・水晶体後面から網膜内面までを満たすゼリー状の構造物 |
(4)眼底
4.付属器の構造・機能
(1)眼窩
眼窩は、眼球・視神経を保護し、眼球運動をスムーズに行えるように特別の構造を有しています。
(2)結膜、涙器、眼瞼
5.主要な血管
網膜への血管系として、網膜中心動脈と網膜中心静脈、脈絡膜への血管系として毛様動脈があります。
眼を灌流した血液は、網膜中心静脈、渦静脈、海綿静脈洞に集まります。
6.視神経、視路、視覚中枢
視神経は、左右半交叉した交叉部である視交叉、視索を経て、外側膝状体に入り、視放線となり後頭葉の視覚中枢に至ります。
この経路のいずれかが傷害されると、視野欠損が生じます。下図のように、傷害されるところにより、欠損されるところに違いが出てきます。
例えば、①左の視神経が傷害されると、左眼が失明します(同名半盲)。②視交叉が傷害されると、両眼の外側の視野が欠損します(両耳側半盲)。③左の視索が傷害されると、右の視野が欠損します。
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