「視交叉」の用語の意味 視交叉(しこうさ、optic chiasm) 視交叉とは、左右の視神経が脳の中で交叉する場所のことを言います。 視交叉では左右の視神経からの神経線維のほぼ半分が交叉し、情報が左右の脳へ適切に送られるようになっています。 具体的な視覚情報の経路は、下記のとおりです。 網膜→視神経→視交叉→視索→外側膝状体→視放線→後頭葉の視覚野 事故などで頭部に強い衝撃を受けて視交叉に損傷が生じた場合、両眼の外側の視野障害(両耳側半盲など)が生じることがあります。 【関連ページ】 ◇眼の構造 ◇眼の後遺障害等級認定のポイント ◇視力障害の後遺障害等級 ◇眼の調節機能障害の後遺障害等級 ◇眼の運動障害の後遺障害等級 ◇視野障害の後遺障害等級 ◇まぶたの欠損又は運動障害の後遺障害等級