「房水」の用語の意味 房水(ぼうすい、aqueous humor) 房水とは、眼球内(前房・後房)にある透明な液体をいいます。 房水は主に毛様体で作られ、角膜や水晶体などに栄養を届けるとともに、老廃物を除去する役割を持ちます。また、眼内を循環して、一定の眼圧を保つ働きもあります。 房水の約90%は次の経路で産生・排出されます。残りの約10%はぶどう膜強膜路から排出されます。 毛様体で産生→後房→瞳孔→前房→隅角の線維柱帯→シュレム管→上強膜静脈へ排出 房水の排出がうまくいかなくなると、産生と排出のバランスが崩れて眼圧が上昇し、緑内障の原因になることがあります。 【関連ページ】 ◇眼の構造 ◇眼の外傷の基礎知識