外傷性くも膜下出血の基礎知識

  交通事故では頭部に衝撃を受けて、くも膜下出血を起こし、頭痛、吐気・嘔吐、意識障害等の症状が現れることがあります。

 ここでは、外傷性くも膜下出血の概要、症状、治療、後遺障害等級との関係について記載しています。

 

1.外傷性くも膜下出血とは

  外傷性くも膜下出血とは、頭部への衝撃により、くも膜と軟膜の間(くも膜下腔)に出血したものをいいます。

  多くの場合において、外傷性くも膜下出血は、衝撃のために生じた脳挫傷などからの出血がくも膜下腔へ広がって発生すると言われています。

 

 ◇頭部・脳の構造

 

2.外傷性くも膜下出血の症状

  外傷性くも膜下出血の症状として、頭痛、吐き気・嘔吐、意識障害など多様なものが現れ、現れる症状は出血量と高い相関関係があると言われています。

 

 ◇意識障害の評価方法

 

3.外傷性くも膜下出血の治療

  急性硬膜下血腫や脳挫傷にともなうくも膜下出血の場合は、急性硬膜下血腫や脳挫傷の治療方法に準じて治療が行われます。

 外傷性くも膜下出血のみの場合は、保存療法が行われます。

 

4.後遺障害等級との関係

  外傷性くも膜下出血によって残った症状によって等級は異なってきます。

  麻痺症状の場合は、基本的には9級以上の等級が認定されます。

 

 

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