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 交通事故では転倒などにより肩や足などの関節を痛めてしまうことが多くあり、捻挫や脱臼などと診断されることがあります。

 ここでは、捻挫と脱臼の概要について記載しています。

 

1.関節の構造

  関節は2つまたは2つ以上の骨を連結するものです。「関節包」という組織が、骨と骨との連結部分を包み保護しており、その内部には「滑液」という液体があり、関節の潤滑液や軟骨の栄養になっています。

 関節包の上には「靭帯」が密着していて、関節の保護や過度の運動を抑えています。また、骨の関節面には「関節軟骨」という組織があり、関節の衝撃緩和や潤滑に重要な役割を果たしています。

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◇肩関節の図・説明(weblio辞書)

◇肘関節の図・説明(weblio辞書)

◇股関節の図・説明(weblio辞書)

◇膝関節の図・説明(weblio辞書)

 

2.捻挫の概要

(1)捻挫とは

  捻挫とは、関節に正常な運動範囲を超える力が加わって、関節を補強している靭帯関節包などの軟部組織が引き伸ばされた状態、または切れた状態をいい、脱臼と異なり、関節面相互の位置関係に乱れがないものをいいます。

(2)捻挫の治療

  絆創膏、固いサポーター、ギプスなどによる固定を行います。靭帯の断裂があり、不安定性のある場合は、手術療法がとられることがあります。 

 

3.脱臼の概要

(1)脱臼とは

 脱臼とは、関節包靭帯などの支持組織が断裂破壊され、関節面相互の正常な位置関係が崩れた状態をいいます。

 関節面がまったく接していない完全脱臼と、関節面の一部がなお接した状態にある亜脱臼があります。

 肩関節、肘関節、股関節などに多く発生するといわれています。

 

(2)脱臼の治療

 早期(24時間以内)の整復(転位した骨を正常の位置に復させること)、固定、機能訓練が基本とされています。

 整復が遅れると機能障害などの後遺症を残しやすいとされています。また、十分な関節固定が必要とされる一方で、関節拘縮(関節周囲の軟部組織の癒着、変性によって起こる運動障害)の発生を予防するため関節運動を早期から始めることも必要とされています。

 

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