交感神経(こうかんしんけい、sympathetic nerve)
交感神経は、副交感神経とともに自律神経系の2大系統をなしており、身体に及ぼされる種々の刺激(温度、湿度などの環境の変化、肉体や精神の疲労によるストレスなど)に対し、外界への対応を積極的に行うように諸臓器を活動させる神経です(「非常時の神経」ともよばれます)。
諸臓器は一般に交感神経と副交感神経の二重支配を受け、拮抗的(相反する)作用を生じますが、皮膚(汗腺、立毛筋)、骨格筋、副腎髄質は交感神経からの支配のみ受けています。
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