異所性骨化（いしょせいこっか、heterotopic ossification）

　異所性骨化とは、本来骨組織が存在しない骨・関節周囲の軟部組織（筋・筋膜・関節包・靭帯など）に異常骨化が起こることをいいます。X線像では単なる石灰沈着と異なり、骨梁がみられます。

　外傷による刺激（打撲、骨折、脱臼など）で起こることが多く（外傷性異所性骨化）、関節周囲の痛み、腫張、熱感等の症状があらわれ、関節可動域が減少していくことがあります。

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