損益相殺

1.損益相殺とは

  事故が起こると損失だけでなく、利益を得られる場合があります。被害者または相続人が事故によって何らかの利益を得た場合、この利益が損害のてん補にあたる場合に損害賠償額から控除されることを損益相殺といいます。  

 

2.控除された例

(1)自賠責保険の損害賠償額、政府の自動車損害賠償補償事業てん補金

(2)受領済みの各種社会保険給付

 

3.控除されなかった例

(1)自損事故保険金・搭乗者傷害保険金

(2)生命保険金・傷害保険金

(3)労災保険上の特別支給金・未受領の各種社会保険給付

(4)生活保護法による扶助費

(5)雇用対策法に基づく職業転換給付金

(6)自動車事故対策センターからの介護料

(7)社会儀礼上相当額の香典・見舞金

 

 

【関連する裁判例】   ※印は裁判所ホームページにリンクしています

 ◇使用者の労災保険給付請求権代位取得の可否 ※

 ◇遺族年金の損害賠償債権額からの控除 ※

 ◇搭乗者傷害保険金と損害のてん補 ※

 ◇人身傷害補償保険金と損害のてん補 ※

 ◇過失相殺と損益相殺の先後関係 ※

  ◇被害者の直接請求権と老人保健法による医療給付を行った市町村長が

   取得した直接請求権との競合 ※

【関連情報・コラム】 

 ◇搭乗者傷害保険の請求について