社会的治癒(しゃかいてきちゆ、social recovery)
社会的治癒とは、医学的には治癒していないものの、医療を行う必要がなくなって社会復帰し、長年にわたり就労や通常の日常生活が可能となった状態を言います。
社会復帰していても、投薬治療を受けていたり、療養所内にいる時は、社会的治癒とは認められないとされています。
この社会的治癒は、障害年金の「初診日」と関係があります。当初の症状について社会復帰できるほど回復した後に、その症状が再発・悪化した場合、「初診日」を当初の症状に関する最初の受診日とすると保険料納付などの関係で被保険者に不利になることがあります。
そこで、当初の症状については社会的治癒と扱い、再発・悪化後の最初の受診日を「初診日」にできることがあります。
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