「尺骨神経」の用語の意味 尺骨神経(しゃっこつしんけい、ulnar nerve) 尺骨神経とは、上肢の主要な末梢神経の一つで、腕神経叢から始まり、肘の内側を通って手指に達する神経をいいます。 主に、手の小指側の筋肉(手の細かい動きに関わる筋肉)を支配しています。 感覚は、小指と薬指の小指側を担当しています。 尺骨神経が障害を受け麻痺が起こった場合、小指や薬指が伸ばしにくくなり、指が曲がったままの鷲手変形がみられます。手の細かい動作が困難になります。 【関連ページ】 ◇上肢の神経麻痺(橈骨神経麻痺、正中神経麻痺、尺骨神経麻痺)の基礎知識 ◇筋肉に対する末梢神経の支配の基礎知識